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誌上個展

イギリス初期ジェット機シリーズ その21

  by Nobunaga

ハンドレページ・ヴィクターB Mk.2(エアフィックス1/72)



 ヴィッカース社のヴァリアント、アヴロ社のヴァルカンと共に3Vボマーと呼ばれた戦略爆撃機。3Vの中で最後に登場した機体であるだけに性能も最も優れており、緩降下時にマッハ1を記録したが、軍の方針変更によって高高度核攻撃が不要になり爆撃機としては1960年代末には退役した。その後ヴァリアントに代わる空中給油機として転用され、1982年のフォークランド紛争ではヴァルカンのサポートをして爆撃を成功させるなどの活躍を見せた。結局、3Vボマーの中では最後となる1993年に退役した。
*ウイキペディアより引用いたしました。

キットについて
 エアフィックスならではの凝った作りで組み立て説明書をよく見て頑張れば誰にでも素晴らしいヴィクターが出来上がります。

 隙間や小さい段差は結構ありますので少量のパテなどで埋めます。窓ガラスは内側から取り付けるようになっていますが接着が悪かったのか力を入れたら内側に外れてしまいもう取れません。また、内側から取り付けると機体表面と面一になりません、外から取り付けるようになると良いですね。

 二種類分のデカールがありますが今回作成したAの白色塗装のデカールでは台紙からの剥がれは時間がかかりおまけに途中で千切れます。気をつけましょう。

 全面白色塗装するのは初めてでサフを吹いた後Mrカラーの311を吹いて、これは白に近いグレーで被覆力があります。上からMrカラーの1番を吹いたが何度吹いても色ムラが無くなりません。結局最後までMrカラーの1番を使った!クリアを吹いた後薄く溶いたエナメルの茶で全面ウオッシング。何度拭き取っても完全には拭き取れないのでここまで。それでも全体にメリハリがついて良いかなと。最後はつや消しクリアで仕上げました。そんな訳で不満の残る出来になりましたがご容赦を。



特徴のある三日月翼はいかにも高性能な爆撃機を感じます。翼下に増槽タンクを付けるとさらに迫力が出ますね。



駐機状態を再現しました。人や機材がないと寂しいですね。



特徴ある空気取り入れ口はパテを盛って磨いてとかなり頑張りました。上面の一部にアクシデント。なんと薄め液で塗装が剥がれてしまいました。修復しようとしましたがもう元には戻りません。ちょっと見苦しくなりました。ステップのハシゴは2ミリほど付け足してます。



巨大なフラップの取り付けは角度決めが難しいです。



エアブレーキのパーツの再現は素晴らしいです。

 *参考資料:文林堂「世界の傑作機」No.187、酣燈社 別冊航空情報「英国ジェット軍用機」、その他ネットによる実機写真、作例等


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