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誌上個展

マツダ コスモスポーツ L10B (ハセガワ 1/24)

  by 老人とプラモ
 コスモスポーツは  マツダが開発した世界最初の実用・量産 ロータリーエンジンを搭載した自動車で 1967~1972年に製造販売されました。発売翌年の1968年にはマイナーチェンジがなされ、後期型として型式はL10Bとなりました。小型軽量のロータリーエンジンをアピールするためにエンジンルーム高さや、前後の重量配分、などに重点をおいて全体がまとめられています。

 今の目で見ると後部トランクが長い、旋回などの運動性能への検討が十分ではない時代のプロポーション、それが却って優雅にも見えます(排気管は小生の接着が緩んで下がりすぎています)


 女性フィギュア付きのキットを購入しました。もともとフィギュアの塗装はニガテで、これだけで3日程度要しました。しかし車の横に添えると確かに華やかさが増します。


 このキットで製作上の難点をいくつか記しておきます。
・窓枠と前照灯の周りはハセガワのミラーフィニッシュシートを使いましたが、特に前照灯の周りはメチャメチャ難しかった。出来は結構ガタガタです。この部分がボディーと別のメッキ部品なら工作の難易度はグッと下がったと思います。
・ワイパーブレードと駆動アームの間に強度上の配慮(推測)からフィレットが付いています。金属部品にするなどの手段はなかったのでしょうか?
・ボンネット全部中央のお結び型のロータリーのエンブレムは ボディーに青紫のお結び型デカール(約Φ3㎜)を貼った上にエッチングのエンブレムを重ね貼りする という工作です。 デカールに重ねるエンブレムの接着は一発勝負で、位置が狂っても修正できません。何パーセントのモデラ―が成功するでしょうか?


 テールランプの工作はランプとボディーの部品嵌合が良好だったので思ったより簡単でした。後下部(バンパーの下)の左右のパーティングラインは 初期段階で見落としていました。バックミラーの付属エッチングパーツは大いに助かりました。後部ボンネットのMAZDA(5文字)のエッチングパーツは、5文字を一体として扱い、先に台紙を剥がしボディーに圧着したのちカバーフィルムを剥がすのですが カバーフィルム側に付いてくる文字があるとその処理にはテンヤワンヤでした(微細な文字自体が損傷する、所定の位置からずれる)。


 この角度から見ると、大きなリヤトランクの所為で優雅に見えます。実物より大きくも見えますが女性フィギュアと比べると小さくも見え、不思議な印象です。


女性フィギュアは小生は初めてです。1960年代後期の雰囲気で清楚な高級感が出るようにと思いました。服の色やツヤ、アクセサリー、ボタンやベルトの位置など難しくて表現できません。顔が西洋人風なので髪をブラウンにしましたが黒髪の方が良かったかもしれません。



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