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   九六式輸送機ニッポン号 (エルエス 1/72)

by クラキン



 マイテーマ「昭和の冒険飛行家」の一環で、エルエス1/72の九六式輸送機ニッポン号です。



【ニッポン号について】
 1937年の朝日新聞社による神風号の東京~ロンドン間飛行成功に対抗して毎日新聞社が1939年に行った世界一周飛行に使用された機体です。
九六陸攻の兵装を撤去したり、燃料タンクを増設するなどの改造を施していました。
私の拙い解説よりも、下記のリンクをご覧頂いた方がよろしいかと思います。
ニッポン号


【キットについて】
 ネットオークションで入手したエルエスの古ぅ~~いキットです。
九六陸攻はハセガワからも出ていますが、輸送機ベースのニッポン号ので現在入手可能なのはこのエルエス(現アリイ)が唯一だと思います。
機体全面に明らかにオーバースケールの凹リベットが打たれていて、好みの分かれるところだと思いますが、私はこれはこれで好きなので、そのまま組みました。
細部のディテールなど、古さは隠せませんがパーツの合いはそこそこ良くて、組み立てで苦労するようなことはありません。

箱絵


パーツ


塗装図とデカール




インスト

【製作について】
1/72飛行機のマイルールに則って飛行姿勢+電動・電飾で製作しました。



主翼の日の丸と胴体下面の赤帯は付属デカールは使用せず、仕上がり重視で塗装にしました。
その他のマーキングはキットのデカールを使用しています。

胴体下面ストライプ塗装


日の丸塗装

 飛行姿勢にしたことと、プロペラ電動、翼端灯と機首着陸灯の電飾以外は素組みです。
プロペラ電動は直径4mmのマイクロモーター、翼端灯は赤・青の極小チップLED、機首着陸灯は3mm砲弾型LEDです。

主翼内の配線

 翼端灯とプロペラを3Vの同一電源にして、着陸灯は別電源にして、別々にコントロールできるようにしました。


胴体内の配線

電源とスイッチは飛行姿勢の展示台の中に組み込み、展示台と機体はICソケット+ネオジム磁石で脱着するようにしてあります。


展示台スタンドとのジョイント部

 機体全面の無塗装銀はMr.カラーのメッキシルバーネクストを使用しました。
銀塗装の輝度を保ちつつ、塗膜やデカールを保護する為、エナメルクリアーを薄く吹いた後にラッカークリアを吹きました。

グロスブラック塗装


銀塗装

塗装の順番は以下の通りです。
キャノピーフレーム部分の機内色塗装
  ↓
 全体のサフ吹き(Mr.カラー1500番グレーサフ)
  ↓
 動翼部分をマスキング
  ↓
 銀塗装の下地としてグロスブラック(Mr.カラー2番)を全体に塗装
  ↓
 動翼部分のマスキング剥がし
  ↓
 メッキシルバーネクストを全体に塗装
  ↓
 日の丸、胴体下面ストライプをエアブラシ塗装
  ↓
 デカール貼り

全体にエナメルクリアー吹き(タミヤエナメルクリア)→完全乾燥
  ↓
 全体にラッカークリアー(Mr.カラースーパークリアⅢ)
  ↓
 キャノピーマスキング剥がし   






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