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誌上個展

メッサーシュミット Bf109 E-3 (タミヤ 1/48)

  by 老人とプラモ

 Bf109は第2次大戦を通してドイツ主力戦闘機、そのE-3型は大戦初期Battle of Britainの主力戦闘機です。一方、このキットは初出から30年近く経っていますが古さを感じさせないキットです。工作上の問題もほとんど無く、すんなり完成させることができます。塗装はこれまた超有名なBattle of Britain戦線でのA.ガーラント搭乗機のデカールで仕上げています。ゆえに超有名機の超有名個体の大らかな作例です。

 E-2以前の型はプロペラ軸内発射の20㎜機関砲が装備されていましたが機首の振動問題が治まらずE-3型からは翼内に2門の20㎜機関砲装備となりました。プロペラスピナーの元の機関砲の穴は塞ぎ方のタイプが色々あるそうです。


機体に比べて大直径のプロペラ。水平尾翼の付け根には尾翼取り付け角度の調整ミゾ。<+Iの右に尾部持ち上げの棒を通す穴があります。


 水平尾翼の支柱が古めかしい。


 コンパクトにキリッとまとまった外形です。主翼前端には着陸時の失速速度を下げる自動スラット。


 実写映像ではポーランド戦の頃はどこか慎重な雰囲気が戦場写真から伝わっていましたが、勝ち戦(いくさ)2年目のBattle of Britainの初期はドイツ機の塗装が大戦中で最もキレイであったと小生は思っています。このガーラント搭乗機はその一例かと思います。


 完成後も本物の武骨な佇まいを想像させます。小生にとっての名キットの一つ。 




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