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誌上個展

Sd.Kfz.7 と 8.8cm Flak36 (タミヤ 1/35)

  by 老人とプラモ

 タミヤのFlak36は初出が1972年10月、Sd.Kfz.7は1970年代に模型店で見かけた覚えがありますがMMシリーズとしては1990年12月の登場です。いずれにしてもベテランキットです。小生のは10年ほど前に製作したものです。プラモキットとして特に画期的であったのはFlak36で実物の調査情報はもちろんの事、砲の射撃チーム8名+伝令兵1名のリアルなフィギュアとFlak36の簡単な戦記の解説が付属していたことです。

 Sd.Kfz.7は1934~1937年に開発されたドイツ軍の自重11.5 tonの半軌牽引車。牽引重量は8 tonと設定されているので自重7.4tonのFlak36は最適のコンビです。 


 Flak36の牽引は砲口を前にして行い、目的地に到着すると牽引を解除して牽引車は一旦前方に進み、方向転換して後ろへ下がりますます。この方法ですばやく射撃位置での準備が行えるということです。Sd.Kfz.7の幌は途中からはずしました。     


 Sd.Kfz.7の後部には荷物室があり多少の弾薬は積めそうです。兵士は前席に2~3名、2列目と3列目には各4~5人が乗るそうです(兵士の装備品にもよると思います)。他のキットの兵士フィギュアを使ってSd.Kfz.7への乗り方を想像してみました。これ以外の乗り方は思いつきません。


 Flak36は緊急時など台車に乗った状態でも射撃できたそうです。しかしこの高さでは砲弾の装填はタイヘン。


 台車を外した状態の砲と キットの砲兵チームです。右から観測手、指揮官、砲手(方向担当も)、俯仰担当、計算盤担当(手が見えるだけ)、装填手、信管セット担当、弾薬運搬手(と思います)


 砲撃の様子を見つめる伝令兵です。キットの組み立て説明書では付属のツェンダップオートバイを最初に組み立てるように書いてあります。モデラ―が部品数の多さ(約200パーツ)に怖気つかないようにとの配慮でしょうか。


 Flak36チームを見守る待機中のSd.Kfz.7。    


今回の2作は製作後にいろいろ想像の世界に遊べるタミヤのMMシリーズのど真ん中のモデルと思います。     


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