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特集 ジェットファイター

ノースアメリカン・ロックウェル F100Dスーパーセイバー(ハセガワ 1/72)

  by Natsu



 その昔、TVがまだ白黒だったころ
私の住む地方でも”ジェットファイター”という海外TVドラマが放映されていた(・・と思う)
内容は銀翼のジェット機が出てくる話だったと思うがストーリーは全く覚えていない
ただ・・ブースターを着けた機体がカタパルトから発進する画面だけは覚えていた・・
 先日ふとしたことから、この番組の原題が分かった
米国で1958年から放映された”Steve Canyon”という番組で”Operasion Zero Launch"という題名がある
さらに、なんとネット上で見れることも判明した・・
そうそうこれこれ・・あれ?
今まで銀色のF104にブースターかなぁって思っていたがF100Dだ
F100やF102など当時の新鋭超音速ジェット戦闘機が出てくる毎回完結のストーリー
軍用機とはいえナチュラルメタルの銀色に輝く機体はやはり美しい
私にとって”ジェットファイター”とは超音速ジェット戦闘機
センチュリーシリーズこそ”ジェットファイター”なのだ


ハセガワ ノースアメリカン・ロックウェル F100Dスーパーセイバー (1/72)
押入れを探っていると、なぜか2機出てきた
このキットの発売は長谷川の1/72コレクタースケールキットNO32として1968年頃?まだフロッグと提携中B-47の次に発売されたもの
当時はやはり海外プラモデルは特別で国産はまだ黎明期、海外メーカーをかなり意識していた頃
このF100D、半世紀以上前に設計されたキットながら、真面目に作られたキットだなぁって思います
そりゃあ最近の超精密模型とは較べるべくもないけど・・当時としてかなり頑張ったなぁって設計者の情熱を感じます
おそらく海外モノと十分に対抗できる物を開発したかったんだろうなぁ
60年代のキットには設計者や金型師など携わった人の情熱のような物が感じられて好きです
今でもたまに販売されているのはうれしいけど・・さらに2機セットはいらないなぁ・・



と言う事で・・
”ジェットファイター”劇中に出てくるF100Dを作ることにしました
画面からすると(白黒なので色はわからないが・・)
機体はナチュラルメタルで白い?ドロップタンク付き
黄色い?ブースターはつけると3点姿勢にならないし
超音速戦闘機にブースターはいらない(めんどくさいし)つけないことにした



うん・・45度の後退翼を持つ銀翼はまさしく超音速ジェット機らしい
かつてのF86F ”セイバー” はゴジラと戦い負けてしまった・・
それならばこの F100D ”スーパーセイバー” なら・・と思ったが
次の空自はF104Jになりゴジラとの勝負は敬遠してしまった
F104はどうも実戦に向かないらしい
他のセンチュリーシリーズは迷彩柄でしばらく実戦使用されているのに・・
(まぁF104はとんがりすぎているからなぁ)
空自でもこのF100Dスーパーセイバーを考えていたようだがF104を採用した
(私はF104が好きだから良かった良かった)
ゴジラとは・・今のところ”震電”の勝ち



そういえば・・最初に手にしたジェット機プラモはF100?だったと思う
街角の駄菓子屋で買った30円の袋入プラモがF100?だった
きっとどこかの半端コピーで妖しげな物だっただろうが・・それでも強い後退翼のジェット機にちょびっと大人の雰囲気を感じたものだ
そのジェット機は人類の英知を集めた最新の技術で作られ、この先の21世紀には新技術で人類は平和で共存する世界が来ると信じていた
幼い私にとってピカピカ銀色の超音速ジェットファイターは未だ見ぬ未来への希望でもあったのだ・・
スーパーだぜF100D、しぶいなハセガワ




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