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Vk.100.01(P)K3882 (TAKOM 1/35)
by 0-sen(零銭)
暑さ寒さも彼岸まで…、その言葉どおり、春のお彼岸を過ぎてようやく春らしくなって来ました。桜のシーズンも間近かもしれませんね。
さて、気まぐれ投稿の0-senではありますが、2025年4月号の第2特集が“ドイツ戦車”と言う事で、超有名どころの虎Ⅰなどの投稿が予想されますが、そこは試作機や計画機好きの0-senのこと、今回は計画だけで終わってしまったVk.100.01(P)K3882を紹介させて頂きます。
Vk.100.01(P)K3882と聞いて、“なんやそれ!”って思う方も多いと思いますが、マウス計画が始まった時の最初期案の中の一つがVk.100.01(P)K3882で、K3882と言うのは図面番号のことです。Vk.100.01(P)マムートの主砲塔に車長用のキューポラの代わりに75mm Kwk L/24搭載の砲塔を設置したのがこの計画戦車で、2段重ねの砲塔が特異なスタイルな戦車ですが、計画だけで終わっています。
箱絵にある塗装を含め、架空塗装が3種類用意されていますが、あまりドイツ戦車では見られない塗装にしたくて、緑と茶色の2色迷彩を選択しました。まぁ、3パターンの中で比較的塗装が楽と言うのも選択の一つです。茶色部分はオキサイドレッド地の可能性もありますが、実体が存在しないこともあり、ガイアのレッドブラウンを使用しました。グリーンも同社のオリーブグリーンを使っています。
箱絵を見た感じでは何とも不格好で、お世辞にもカッコいい!と言えないスタイルだと思っていましたが、完成した姿はなかなかどうして、カッコ良く見えるじゃありませんか! 車体と砲塔の大きさのバランスが良くて、ドイツの工業デザインのセンスの良さを感じますね。ちなみに上段の砲塔は固定で、回転しません。
キットの製作に関しては特に不具合もなく、ストレスなく完成しますが、サイドスカートの手摺りは破損しやすいので、金属線に変更した方が良いと思います。私も作業中に何度も破損してしまい、一部、真鍮線に置き換えました。(全部交換しろ!と誰かさんの声が聞こえて来そう…。)
履帯は樹脂製のベルト式ですが、タミヤの樹脂製履帯とは異なる材質のようで、シリコンラバーのような感じとなっています。そのまま塗装すると塗装がはがれると思い、マルチミッチャクプライマーを塗布してから塗装しました。そのお陰かどうかは分かりませんが、ウェザリング時の塗装剥がれはなかったです。履帯はステンレス線を差し込んで接続しますが、かなりキツイので、自分の指に刺さらないよう、注意が必要です。軽くグリスなどを塗って差し込むのが良いかもしれないですね。
ウェザリングは、タミヤエナメルのレッドブラウンとフラットアースを適当にミックスして、エナメルシンナーでかなり薄目に希釈したものでウオッシング後、同社の墨入れ塗料のダークブラウンで墨入れ、続いてクレオスの水性ウェザリングペイントのウォッシュアンバーやファインダストで雨垂れをつけました。チッピングはVicカラーのチッピングブラウンを使用しました。最後に、パステルチョークを粉末にしたものを擦り付けて完成としました。詳しい製作記はブログをご覧下さい。
https://blog.goo.ne.jp/0-sen/e/f36bd933dccdf48c4fdb34e4499b79b5
実はこのキットを作ろうと思ったのは、今年が昭和100年と言う事で、何か100に因んだものを作りたくなったと言うのが切っ掛けです。E-100と言う選択肢もあったんですが、過去にドラゴンのE-100を作っていたので、こちらのVk.100にしました。100に因んだ飛行機キットも作ってみたいですね。100式司偵や呑龍、五式線なども候補でしょうか?
と言う事で、またいつかお会いしましょう! ありがとうございました。
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