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P-26A PEASHOOTER (アカデミー 1/48)

  by 加藤 寛之



 飛行機としてはレベル72のキットで知っていて興味はあったが、塗装と張り線がイヤだった。数年前に店頭でこのキットを見たら、なんと銀一色があるじゃないか! それなら、と買った・・・のだが、張り線の面倒さがあって、そのままだった。今度は何を作ろうかな、と棚を見ていたらこのキットの箱が目についた。それで作り始めた。

  エンジン周り以外は、キットのパーツは単純。
コックピットは大雑把だけれども、これで良いんじゃないかな、の作りやすさが好ましい。左側のドアが別パーツになっているので「開」状態に組めるが、私は閉じた。コックピットを見せたいと思わないし、壊れやすいことはしない。



 主脚のタイヤはスパッツに組み込まず、塗装後に半月形に切ったタイヤを差し込んである。コロコロと転がす趣味はないので、これでOK。塗装も1個で済むので、楽でたすかる。
主脚スパッツには張り線取り付け部の整形パーツを接着するのだが、これの向きが良くわからなかった。張り線の図をみて自分で考えることになる。やってはみたが、正解なのかは不明。
エンジンと排気管、カウリングの各パーツの位置関係は、よ~~く見れば分かるけれども、ハッキリと前後や上下が分かるといいな、と思った。もっとガチっと組める工夫もほしかった。排気管も、断面でのイモづけでなく、もっと大きなパーツにすれば取り付け位置の判断や強度も改善されたと思う。・・・つまりですね、組みやすさへの工夫不足を感じた。後ろに出て見える部分も、これでいいのかなぁとは思ったが、これでいいや、で気にしない。



  張り線は、キット指定にそって直径0.3mmの真鍮線を張った。ここで私らしい手抜きなのだが、穴を大きめに開けている。今回はなんと直径0.8mm。ガタガタなので、テキトウな寸法でも収まって作業が早い。張り線を挿した穴に瞬間接着剤を流して固定すれば穴も同時に埋まるので、ちょっと色を塗って補正して終了。雑な作業だけれども、まあイイや、である。私的には大差ないし・・・。
  塗装はほぼ銀色。灰色を加えて落ち着いた発色にしたくらいで、特に書くことはない。違う銀をちょっと塗ったり、凸部分の下に陰を入れたりしたくらい。この時代の機体構造や塗装に詳しくないので、それ以上に何も出来ない。ちょっとペラの下地を磨いておけば良かったなぁ、と軽く反省したくらいだ。
デカールは、アカデミーらしい軽い発色で、これは承知のうえのこと。

 さて、完成。銀色だから作ったのだけれども、全然P-26って感じがしない。あの、ハデな色でないと印象が違いすぎる。塗装嫌いの私でも、何だかなぁ・・・と思った。でも、次を作り始めればそんなことも忘れる。もう、オシマイにしよう。


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