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特集 ジェットファイター

ミラージュ3C (タミヤ 1/100 )

 by  田口博通 Hiromichi Taguchi



 タミヤ1/100シリーズ 完食計画の1機 ミラージュ3Cを完成させました。このシリーズはいずれも小キットですので、着々と? 完成化が進んでいます。
いずれも、50年以上経過した押し入れ熟成キット。半世紀後の21世紀の現在に プラモデルとして生まれた思いが叶い、完成の形で成仏を迎えられ嬉しいです。



キットは
 このミラージュは50年前もとい60年前に誕生したキット故、現在の目で見ると不満点はありますが、完成の言葉の前には些細なこと。下は箱絵と 主要なモールド部品で 部品点数も少なく、作りやすそうです。


     

製作
 レドームにオモリを積んで胴体左右を接着し、上下一体の主翼を接着すれば、あっという間に形になりました。ミラージュは元祖三角翼ですので、水平尾翼はありません。
さすが、タミヤの1/100 主翼、垂直尾翼の前後縁はキレッキレッの薄いモールドで、60年代のキットにしては珍しい、すじぼりパネルラインでした。
コクピットには 簡素なモールドながらシートが一応ついています。
残念ながら、胴体と主翼の接着部、エアインテーク部には若干隙間ができまるので、パテで埋めて整形します。その後で、丁寧にサフェーサーを吹いておきました。


塗装
 塗装は、箱絵の通り、全面シルバー(タミヤラッカーLP-70アルミシルバーを使用)で、エアインテーク部をレッドに塗分けです。このままでは単調なので 主翼と胴体の一部を色調を変えたシルバーで筆塗し、ちょっと色気を加えました。


デカールはキットデカールをスキャンして、画像加工を行い、インクジェットプリンター用デカール用紙を使って自作しました。
国籍マークのレッドとブルーは エディユアルド1/48ミラージュを参考に、色目を濃い方向に変えています。

上右は 白ベースのデカール用紙に印刷したもの。

下は透明デカール用紙に印刷したもの。


完成
 脚、武装を取りつけて ピトー管はシンチュウパイプと洋白線で自作しました。キャノピーの接着部分は削って調整したのですが、胴体との合いは今一つでした。
 1/100のラインアップに並ぶと、デルタ翼ゆえ、その中でもオーラを放ちます。スタイルも破綻がなく、60年代のタミヤ航空機プラモ勃興期の雰囲気を満喫しました。






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