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U-107(Uボート タイプ ⅨB U-107 1/200完全スケールシリーズ No.9) (日模 1/200)
by 平針みなみ HIRABARI Minami
日模のこのキットは、1973年に発売されたもので、翌1974年にはUボート タイプ ⅨC U-511が出ています。
別売りのマブチFA130モーターと単三乾電池2本で動かすこともできるようになっていますが、「展示モデル」として作っています。
だいぶ以前に、船体の上下を接着したところでお蔵入りしていたものを出してきました。日模の潜水艦としては、小学校に入ったころに作った、ゴム動力で走らせる「伊号潜水艦」以来です。
基本的に素組みですが、船体の手すりはプラパーツではどうしても太いので真鍮線に置き換えました。 この船体の手すりは舷側からまっすぐ突き出しているのではなく、一旦横に少し張り出してから上に伸びています。キットの手すりパーツは、一応それらしくなっています。
艦橋手すりと艦橋旗竿については、時間の都合でキットのプラパーツを使用しています。こちらの手すりパーツについては、艦橋後端と一番上の手すりとを斜めに接続している部分が省かれていますが、今回は付加工作を省略しています。
このキットにはU-106、U-107、U-108それぞれの艦橋に描かれていたマークのデカールが用意されています。今回作ったU-107では、4枚のトランプのエースを扇状に並べたものです。念のためリキッドデカールフィルムを塗っておきましたが、ちゃんと貼ることができました。キルマーク等もデカールが用意されています。
どの艦を作るかで使うパーツが異なるところがあるので、説明書をよく見る必要があります。
艦首と艦橋とを結んでいるジャンピングワイヤーは、0.2ミリの真鍮線で張りました。艦橋からは3本出ていて、それが1本にまとまって艦首に伸びています。U-107の写真を見るかぎりでは艦橋から艦尾には張られていませんでした。
塗装
キットでは各部の塗装について、「モデルカラー」の番号で指定しています。
箱絵あるいは組立説明書の塗装指示には、喫水線より下が赤く塗られていますが、大戦中のUボートは、船体上下がグレー濃淡2色の塗り分けで、ブーツライン(喫水線部分の帯状部分)の塗装はされていなかったということのようです。
この2色のグレーについて調べてみたのですが、ライフカラーのドイツ海軍カラーセット2に、船底色としてUA607 DKM23 Schiffsbodenfarbe Ⅲ Grau(RAL7016)が、船体上部はUA608 Schlickgrau 58が、それぞれ含まれています。あいにくこのカラーセットは持っていないので、模型誌等のUボート模型の作成記事にあたってみました。作者によって使用しているカラーはまちまちでした。そこで、今回は船底色としてクレオスのC40ジャーマングレーを、船体についてはカラーモジュレーションセット(ジャーマングレー)のGGハイライト2を使ってみました。甲板については船体色の上から適当なカラーをうっすらとかけています。
なお、船体色についてU-107の写真を見てみると、撮影時の天候・光線の具合なのか、かなり明るく写っているものもあれば、暗めに写っているものもありました。
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