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 温故知新シリーズ 第79弾

フィアット CR.42 ファルコ(レベル 1/72)

  by ヒサマロ



 どうもヒサマロです。今回は珍しく複葉機を作ってみました。先月に引き続きレベルの1/72シリーズからイタリアのフィアット CR.42 ファルコをチョイスしてみました。当時中学生だった私が英・米・独・日の有名機だけでなくこんなマイナーな機体を知ったのもこのレベルのシリーズでキット化されていたからなんですね。今では同スケールでは本家イタリアのイタレリから発売されているのでここではいつものように何も手を入れず素直に作りました。



 では例によってコクピットから作りますがシートとパイロットだけですので丁寧に塗装してそのまま組み込んだら左右の胴体を接着。嵌め合いは悪くありませんので軽くペーパーがけすれば問題はありませんでした。エンジンもそれなりにできているので銀と黒とグレーで塗り分けたら墨入れブラックでウォッシングしました。カウリングに取り付け後、胴体前部に接着します。



 下翼を胴体に接着時に接合部に若干の隙間が生じるので少量の溶きパテを使用して整形しました。タイヤを塗装してスパッツに組み込みますがここも少しだけ溶きパテ処理が必要でした。下翼に支柱とともに接着したら水平尾翼を取り付けます。風防がつくところに黒を塗ってから接着します。



 複葉機ですのでこの段階で全体塗装とデカール貼りに取り掛かります。いつもはラッカー系のMr.カラーで筆塗りしていくのですが今回はVIC水性塗料から出ているイタリア空軍セットを使用してみました。説明書を読むとまずはプライマーを塗布してくださいとありましたのでグンゼのプライマーを使用して筆で全体にかけておきました。乾燥後まずは下面のライトブルーグレーから塗ってみました。最初は少し弾かれるようでしたが3回塗りでなんとか定着。次に上面のサンドを塗装後にダークオリーブグリーンで迷彩を描き込んでいき、最後にココアブラウンの迷彩を描き込みました。胴体後部に白のバンドを塗装しカウリング部分には白で下塗りした後に黄色を塗装しました。



 問題はキットのデカールが使用できるのか不安でしたが、フィルムリキッドを塗布し乾燥後に熱湯にかなりの時間漬け込んでおいたらなんとか剥がれて貼り付けられました。



 最後の難関は支柱を介して上翼と下翼の接着ですが今回は上翼側に支柱を接着しておき一晩乾燥させた後に胴体に接合させる部分をまず接着しておき乾燥後下翼側の接合部にはめあわせて流し込み接着剤を使用して輪ゴムで固定しておきました。



 最後に塗装済みの機銃、プロペラ、スピナを接着したら完成です。なんとかそれらしくなり一安心。ではまた。



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