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(Photo) Douglas A-4 Skyhawk K & S
by コルディッツ
博物館実機写真
タミヤ1/100で一番好きなキットは、ダグラスA-4スカイホークでした。このキットを作っていたのは小学生の頃で、当時はプラモデルの塗装はしないので、完成キットを手に持った時に、塗装なしで実機のように見えたのが、好評価のポイントだったかと。
小学生時代の好みは一生続くようで、ジェット・アタッカーと聞いて、直ぐに思い浮かべたのはダグラスA-4スカイホークでした。「三つ子の魂、百までも」ではないですが、刷り込みの強さには、驚かされます。
そこで今回はA-4を紹介させて頂こうと思いますが、あまりに有名機なので、紹介例が少なそうに思えるニュージランド空軍使用のK型と、シンガポール空軍使用のS型を選びました。
※ 本稿は博物館の標示、Wikipeddiaを参照しました。
Douglas A-4K NZ6206
オークランド輸送と技術の博物館にて 2017年9月撮影
K型はE型のバリエーションで、ニュージーランド空軍が1970年に14機発注したのが始まりです。空対空ミサイル装備も可能で、マルチロール機として運用されました。
展示のNZ6206は、ニュージーランド空軍のA-4としては唯一の発砲経験を有しています。
それは1976年にニュージランドの領海で操業する台湾の漁船に向けてのものでした。
1986年にA-4を近代化改修するカフ(KAHU)計画が始まり、展示機も1990年にアップグレードが実施されています。その結果、F-16やF/A-18に匹敵する戦闘能力を持つとされます。
カフ計画による近代化改修で、背面に増設したアビオニクスパックを下ろしました。 A-4の後継機はF-16A/Bを予定していましたが、2001年に労働党政権が空軍から戦闘機の全廃を決定し、同年中にA-4は退役しました。
Douglas A-4S 145013 (607)
シンガポール空軍博物館にて 2018年3月
S型は中古のB型をシンガポール空軍の指示で改修したもので、エンジンが強化され、搭載火器もアデン30mm機関砲 2門に換装されています。またAIM-9 サイドワインダーの運用が可能になっています。
シンガポール空軍のA-4Sは、1990年に退役しました。後継機はA-4Sをさらに近代化したA-4SUでした。
(おまけ)
Douglas A-4F 154977
空母ミッドウェイ博物館 2013年4月撮影
F型はJ52-P-8A(推力4.2t)エンジンを搭載。
後に100機が J52-P-401(推力4.99t)に換装しました。背面にアビオニクスパックを生産段階より装備します。生産数は146機。
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