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  特集 ジェットアタッカー

緑一色 F-100D Denmark (イタレリ 1/72)

by  コルディッツ

 1972年のこと。私はフロッグ1/72のF-100を入手し、その指定塗装のユニークさに感銘を受けました。アメリカ空軍のジェット戦闘機/戦闘爆撃機の塗装は、シルバーかベトナム迷彩しか頭にないのに、フロッグの箱裏の塗装図はデンマーク空軍の全身が緑一色の機体なので衝撃でした。当時は麻雀知らなかったし。
 早速組み立て始め、ハセガワ製金型と知らぬ私は、フロッグの割に組み立て易いと気付き、気分良く工作を進めました。しかし工作中に機首に固定した筈の錘が動き出し、胴体内を音を立てて駆け回るという、音響付きの失敗で終わりました。以来リベンジの機会を窺っていました。
 20年位前にタミヤからリリースされたイタレリ金型のF-100を購入、デンマーク空軍デカール入りに感激しましたが、緑一色塗装ではないので、がっかりして積みプラにしていました。
 今回のジェット・アタッカーのお題に、F-100が戦闘爆撃機として運用された事を思い出し、また1972年に未使用に終わったフロッグのF-100のデカールが、偶然出て来たこともあって、イタレリ版キットで1972年のリベンジを図らせて頂きました。



今回、錘は板鉛で瞬間接着剤で固定です。
 確か1972年はパチンコ玉を、あぁ石膏で固めたのでした…



工作中に気になっていたのは、導体後部の エンジン外部の塗装です。参考にしたトルコ空軍の迷彩機の場合、塗装色を塗り、胴体の2本の赤バンドは省いたようでした。しかし以前にPMの1/72 F-100を作った時は、参考のまま塗装色で埋めたので、今回は金属地を選びました。



 1972年のフロッグ製デカールが、まだ健在だったのも感激です。部隊記章のマークもあり、フロッグの塗装図は処分済みなので、何処に貼るのか分らず、困りました。
イギリスで見たデンマーク空軍のホーカー・ハンターの垂直尾翼を真似る事にしました。



こうして1972年のリベンジを果たせ、かつ積みプラを一つ減らせて、気分爽快ですね。
 今回はジェット攻撃機のお題なので、爆弾を懸架させましたが、この懸架工作が上手くいかず、懸架台の上で接着剤を付けた爆弾が転がり落ちた時は、終わりと観念しました。





 フロッグもイタレリもフランス空軍機を指定塗装に選んでいます。次にF-100なら フランス機にしようと思います。イタレリの塗装指示は下面はシルバーみたいですが、 ル・ブルジェの展示機は水色ですね。




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