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イギリス初期ジェット機シリーズ その22
by
Nobunaga
アヴロ ヴァルカン B.Mk.2(エアフィックス1/72)
ヴァルカン(Avro Vulcan)は、イギリスのアヴロ社が開発し、イギリス空軍で運用された戦略爆撃機。いわゆる3Vボマーの一つで、冷戦期に核搭載爆撃機としてイギリスの核戦力の一翼を担った他、フォークランド紛争では通常の爆撃任務(ブラック・バック作戦)にも就いた。
名称の「ヴァルカン (Vulcan)」は、ローマ神話に登場する火の神、「ウゥルカーヌス」の英語圏での名称。
キットについて
エアフィックスのキットなので何も言うことはありません。とは言うもののコックピットを含む機首部分と胴体の合わせ目の段差の処理や長すぎる主脚カバーの調整は必要です。
爆弾倉の梁や桁の造作は素晴らしくここまで再現するのかと言うくらい見事なものです。
ヴァルカンは3Vボマーの中では一番の人気者のようです。退役にあたっては多くの国民が別れを惜しんだようですね。ハンドレページビクターは昆虫を思わせる風貌で怖そうなイメージがあり、ビッカースヴァリアントは凡庸でイマイチ印象が薄いような感じがします。それに比べこのヴァルカンは丸みを帯びて角がなく、包み込むような大きなデルタ翼は見ていて安心感がありますね。
迷彩パターンは同梱のカラー図をコピー機で250倍にするとほぼピッタリです。テンプレートとして切取って使うかトレーシングペーパーに写して使うかはご自由です。
翼上面のエアブレーキは閉じました。フラップは下げたり上げたりで動きを出しました。大事件が起きました。なんと透明プラパーツが行方不明です。キャノピーや円窓など付けられません、万事休す。最早ここまでかと製作を諦めたのですが、なんとストックしてあったMPCのヴァルカンのキャノピーが使えました。少し幅が狭いようですが取り付ければ分からないでしよう。
MPCのキャノピーはつるんとして透明度もイマイチです。ワイパーはありません。でも助かりました。
乗降口のステップは長いので1段目はカットしました。
爆弾倉の梁や桁のパーツは素晴らしいので爆弾は入れないでそのまま活かす事にして写真を参考に大小のプラロッドや各種針金でデティールアップをしました。が写真を参考にはしましたがお遊びみたいなもので資料性はありません。
「VALCAN FAREWELL」誌に核爆弾を格納する爆弾倉の下で結婚式をした写真がありました。人気があるとは言え日本人の感覚では理解できませんね。
*今回の製作にあたってはnabe3さんのブログとホームページがすごく参考になりました。と言うか掲載された実機写真や作例を見なければ単なる組み立てだけに終わっていたかと思います。ご本人の了解を得ましたのでブログとホームページのURLを掲載いたします。膨大な写真や各種情報が載っていますので是非ご覧ください。
ホームページ
http://nabe3saviation.web.fc2.com
ブログ
https://nabe3saviation.exblog.jp
*参考資料:文林堂「世界の傑作機」No.189、酣燈社 別冊航空情報「英国ジェット軍用機」、FlyPast出版「VULCAN FAREWELL」その他ネットによる実機写真、作例等
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