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LOTUS 49B (エレール(ユニオン) 1/24 )

 by  田口博通 Hiromichi Taguchi



 そう遠くない昔にユニオンから発売されていたロータス49Bです。中身は皆様ご存じの通り、フランスはエレールのキットです。 箱に<最上級者向け>とありまして、ビビらせます。
 エレールのカーキット全般に言えることですが、凝らないでいい箇所に凝っていたりして、全般に建付けが悪く、カーキットとしては致命的なことにアライメントが取れず、確かに組み立てにくかったです。
 このエレールのキットが貴重なのは、1/24では現存する唯一のLOTUS49の組み立てキットだということです。
LOTUS49は 1/20では エブロ、1/12では タミヤの 極めて優れたキットがあります。



 その都度、軌道修正をしながら、強引な組み立てを繰り返し、下のようになんとか完成しました。自分としては、奇跡的に完成にこぎつけられ、「この程度ならばなんとかなるかも、、」という以後の自信につながりました。
デカールはキットデカールをほぼ使っています。



製作
 ボディは 組み立て整形後 塗装します。(組み立て整形と軽く書いていますが、何事もすんなり行かないのは世の常であります。心して取り掛かることをお薦めします。)
ボディ内部をグレー、外側をホワイトで塗装し、忘れずにゼッケンのホワイトの部分をマスキングしておきます。
その後、ゴールド、レッドの順で塗装していきます。


 塗装が完了しました。


フロントサスペンションも組み立てます。


 エンジンです。それなりに恰好はできていますが、デイテールはかなり省略されています。
リヤサスペンションの支柱がミッションとの間にありまして、接着しては取り外し、また組みなおすということを何度か繰り返しました。


うかつに組むと全体に捻じれます。
フロントからリヤまで、なんとか恰好をつけました。
排気管もうまく決まりません。最後にウイングを傾かないように取りつけが一苦労でした。ウイングの黒ラインはハセガワの曲面追従シートを細切りにして貼ってあります。


完成
 完成しました。1/24 F-1コレクションの1ピースが埋まりました。 1/24ですので、組みあがってみると、エブロ1/20ロータスよりも一回り小さいのですが、精密感がぐっと凝縮したというよりも、小さくなったがために各部が省略されて、ちょっと安っぽくなってしまったかなと正直感じてしまう仕上がりでした。
 それでも、遠目に充分に見られます。困難な組み立て過程ではありましたが、それを十二分に楽しんだし、「良し良し」。



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