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(Photo) Saab 35CS in Suomi Finland
by コルディッツ
博物館実機写真
最高速度マッハ2の性能と、高速道路から離陸できる離着陸性能を両立させたサーブ35ドラケンは、1955年初飛行に成功しました。個性的なダブルデルタ翼の機体は、操縦に難しい点があり、パイロット養成と慣熟に練習機型が必要になりました。そこでサーブ35Aの胴体前部を、タンデム複座の胴体前部に差し替え、後方席を複操縦装置装備の教官席にして、1959年に初飛行しました。サーブ35Aから2は5機が改造され、さらにデンマークへの輸出用に11機が生産されました。
※ 本稿は博物館の標示、「世界の軍用機図鑑」(コスミック出版)、Wikipediaを参照しました。
Saab 35CS DK-270 2008年7月撮影
フィンランド空軍博物館(ティカコスキ)にて
フィンランドはスウェーデン空軍運用の中古のSK-35Cを、5機購入して練習機として使用しました。SK-35Cはスウェーデンでの1960年からの名称で、それまではJ-35Cと呼称されていました。
フィンランドではDKCとなります。DKはDraKenよりでCはC型。
実用ではスウェーデンの名称35CSも使い、この意味は35のC型で、Sはフィンランドの国名(Suomi Finnland)に当ります。
2018年7月に再訪すると、展示場所が博物館入口脇から、やや博物館から遠い位置に移動していました。
後席にはペリスコープが設置されました。 離着陸時に使用されます。
C型は武装していませんが、簡単にA型に戻せるようになっていて、固定武装と射撃管制装置を再搭載出来ます。
35CS(J35C)の最大速度はマッハ1.7と、減っています。フィンランドは1976年に3機、1084年に2機購入して、2000年まで運用しました。
2025年7月も同じ場所に展示中です。
フィンランド空軍は2000年にサーブ35を退役させ、FA/18CとF/A-18Dを採用します。
2021年にフィンランド政府はF-35ライトニングⅡの64機購入を発表します。2026年から納入開始し、2030年までにFA/18と置き替える予定です。
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