Home  > Mignet HM.14(1/32フルスクラッチ紙模型)<フルスクラッチビルド&ソリッドモデル<2025年11月号

フルスクラッチビルド & ソリッドモデルの製作

Mignet HM.14(1/32フルスクラッチ紙模型)

  by TOSHI

 1933年~現在に至るまで実用化されているアマチュア向きのホームビルド軽飛行機である「Mignet MH.14」の1/32模型を厚手のコピー用紙を主な材料に作りました。1933年にフランスの無線技士「Henri Mignet」によって開発された全長約4m、全幅6m、本体重量159kgの軽飛行機です。Mignet自身が名付けた「Pou du Ciel 空飛ぶシラミ」という愛称で親しまれています。水平尾翼とエルロンの無いタンデム翼で、ラダーと前翼の傾きのみで姿勢制御を行うというユニークな機体です。

前作のHM.8がオーソドックスなパラソル翼機で本機とは対照的な形態ですので、いつかMH.8も作って並べてみたいです。




  箱組で胴体の基本形を作りました。


前後の主翼の下面がカーブしていますので製作用の簡単なジグを作りました。


  主桁とリブを主翼の下面に貼り付けました。上面を貼り合わせて主翼の完成です。


  フォードの31馬力自動車用水冷エンジンを搭載した仕様で作りましたが、製作時期によって様々なエンジンが搭載されました。クラッシュしたら重いエンジンで致命的なケガをしそうですが、ホームビルド機では一般的な構造ですね。

1993年の初飛行以来多くの致命的な事故がありましたが、1935年にフランスとイギリスの風洞試験を経て設計上の欠陥が解消されることで現在に至るまでホームビルド機として成功しています。

戦前の日本では日本飛行機がNH-1「雲雀号」として生産し、戦後も新立川航空機がHenri Mignetの売り込みで同じ構想で大型化したR-MH-310を1954年に試作しましたが実用化には至りませんでした。










 手持ちの全長4m位の小さな機体を集めてみました。


 小型のホームビルド機はキット化されていない機種も多く、1/32でコレクションを充実させていきたいですね。

 次号ではアメリカの「Pientpol Air Camper」を紹介したいと思います。
 保管場所の制約から最近は塩ビ板のカバーを付けた額装模型を作っています。
 こちらも併せてご紹介していきます。








  Home>Mignet HM.14(1/32フルスクラッチ紙模型)<フルスクラッチビルド&ソリッドモデル<2025年11月号

Amazon 各カテゴリー 検索へ
Amazonプラモデル 飛行機の検索へ
Amazonプラモデル ミリタリーの検索へ
Amazonプラモデル 車の検索へ
Amazonプラモデル 船の検索へ
Amazonプラモデル ガンダムの検索へ
Amazonプラモデル 工具・塗料・材料の検索へ
Amazon 本の検索へ

Vol.207 2025 November.    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
 editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

プラモデル模型製作記事


11月号 TOTAL PAGE view