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グラマン XF6F-6(ハセガワ 1/72 F6F-3/5 改造)
by 平針みなみ HIRABARI Minami
グラマンXF6F-6は、F6F-5のエンジンP&W R-2800-10WをP&W R-2800-18Wに強化しプロペラもハミルトン・スタンダード4翅とするなどした改良型で、大幅に性能が向上したといいます。2機のF6F-5(シリアルナンバー:70188および70913)が改造されてXF6F-6となりました。初飛行したのは1944年7月6日ということですが、このころにはより高性能のF8Fベアキャットの開発が進んだため、この2機のXF6F-6がヘルキャット生産の最後を飾ることとなりました。
今回、このXF6F-6をハセガワ1/72のF6F-3/5から改造してみました。
大きな違いは4翅プロペラですが、F6F-5とは細かいところがちょこちょこ違います。資料や写真もあまり見つからなかったのでイメージ優先です。
ハセガワキットの修正点、改造点
ハセガワのキットは古いもので、F6F-3とF6F-5の違いが不明確なところがあります。
キットのパネルラインはF6F-3に近いようなので、不要なものは削りとり、F6F-5として不足しているものはスジ彫りしました。
エンジンカウリング下側のカウルフラップが、開いた状態をイメージしてムクで出っ張っていますが、これはF6F-3用のものなので、内側にパテを盛ったうえで面一になるように削りました。
エンジンカウリング後部、排気管のあるべき場所に、そのパーツが用意されていないので、後ろから見るとエンジンにかけて素通しになってしまいます。そこで、排気管に見立てたパーツを左右それぞれ側面3本、下部2本接着しています。
キットの形状で気になる点として、エンジン後方から操縦席の前にいたる機首上部の形状の問題があります。実機では操縦席の前がおむすび状で、なだらかにエンジンカウリングに向かっていくのですが、再現されていないので少し削りました。
垂直尾翼の前縁上端の形状が滑らかな曲線になっているので、少し角張ったように整形しています。
胴体背面にホイップアンテナを真鍮線で追加しています。
胴体背面の2つ、あるいは1つあるライトは、写真では見当たりませんでしたので2つとも削っています。
胴体背面のアンテナ支柱は、少し左にオフセットして取り付けています。(F6F-5の写真を見ると少し右に取り付けられている機体もありました。)
垂直尾翼トップのアンテナ支柱はないので根元からカットしています。
主脚カバーについては、XF6F-6の写真を見ると一番上の長方形の脚カバーと二番目の台形のものとが一体化されているように見えます。ハセガワのキットには、二番目の台形状のパーツが用意されていないので、他キットから流用します。エデュアルドは実機同様に主脚柱にモールドされています。イタレリやアカデミーのキットにはそのパーツが別に用意されているので、今回はアカデミーのキットのものをハセガワの一番目のカバーに接着して一体化しました。その際、アカデミーのものは台形がほぼ左右対称なので、胴体寄りの斜辺を削って角度を急に、左右非対称にしています。
ハミルトン・スタンダード4翅プロペラは、余っているタミヤのP-47Dバブルトップのもの流用しました。エンジンごと流用しようかとも思いましたが、エンジンは余剰ではないし、どうせよく見えないだろうからと、キットのものをそのまま使っています。
ピトー管は三角形が付いていない小さいタイプなので、キットのパーツから三角形の部分を削り、長さも少し切り詰めました。取り付け位置については、通常のものより後ろになっていましたので、少し移動しています。
主翼下面のロケット弾架は付いていないので、他社キットではそれ用の穴を埋める必要がありますが、ハセガワのキットではそのまま何もしないで済みます。
正面からの写真を見ると、右翼付け根に何かあるのが分かります。位置的に爆弾架と思われ、写真からもそのように感じられたので、アカデミーのキットのものを接着しています。左翼には付いていません。
なお、脚庫が浅いという点については手を付けていません。
脚カバーについての補足
このように作業を進めたところで、Detail and ScaleにXF6F-6の写真が掲載されていることが分かり、書架からDetail and Scale Vol.49 F6F Hellcat Rev. ed.を出してきてながめてみたところ、グラマンによるエンジンカウリング右側の写真が含まれていて、それには主翼の付け根も写っているのですが、脚カバーが従来のものと同様に一番上のものと二番目のものとが一体化されずに分割されたままになっていました。2機のXF6F-6それぞれで違うのか、時期による違いなのか、何ともわかりません。
塗装とマーク
全面シーブルー。脚庫、脚注、脚カバー内側なども同様。
スピンナーは最初に見た写真の印象で黒く塗りましたが、D&Sに掲載されている上記の写真を見ると、プロペラブレードより明るく、機体色と同じように写っていたのでシーブルーかと思われます。
国籍マークはハセガワのF6F-5Nのデカールを貼っています。マイクロスケールのリキッドデカールフィルムを塗っておいたのですが、星の先端が破れてしまったところが2か所あり、デカールを貼り重ねています。
垂直尾翼には「NAVY」と「70188」または「70913」、ラダーには「XF6F-6」と書かれているはずですが、NAVYはともかく、それ以外のデカールはないので、ハセガワのデカールに含まれている適当なもので代替しています。
プロペラのハミルトン・スタンダードのロゴマークは、プロペラ同様タミヤのP-47Dの余りものを使っています。
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