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(Photo) FCM.36

by  コルディッツ
博物館実機写真

 FCM 36はルノーFT戦車の後継戦車として開発された軽戦車の一つです。FCM社(地中海造船・製鉄所)は、圧延鋼板を全溶接で組み立て、全周を傾斜装甲にした先進的な設計で、動力もガソリン・エンジンから、フランス戦車として初のディーゼル・エンジンに換えました。しかし生産コストが高くつき、結果100輌しか作られませんでした。
設計開始は1934年で、1935年に試作車が完成しますが、陸軍のテストと改修工事の繰り返しのため、制式化されたのは1936年でした。しかしドイツによるラインラント進駐があったので、制式化前に発注は行われています。
 1940年ドイツ軍侵攻に際し、2個大隊90輌がセダン方面に投入されますが、ドイツ軍の阻止は出来ませんでした。
※本稿は博物館の標示、「世界の戦車 パーフェクトBOOK」(コスミック出版)、サイト「戦車研究室」、Wikipediaを参照しました。

  FCM 36 30070 2016年8月撮影
 戦車博物館(ソミュール)にて  




   乗員2名 全長4.46m 全幅2.12m 全高2.20m
 重量12.35t 速度24km/h 行動距離225km
 武装 21口径37mmピュトーSA18 1門
 副武装 7.5mm機関銃 1挺 装甲40mm(最大)


 砲塔はAPX社(ピュート工廠)で製造された1名用のAPX型。オチキスH35に搭載されたAPX- R砲塔と同じですが、溶接によって作られ、
車長用キューポラが固定式に、防盾が外装式に変更されています。


37mm砲と7,5mm機銃は防盾に同軸配置。砲塔後部のハッチは開けられて展示でした。


サスペンションはルノーB1重戦車に似た物で、転輪2個をボギーで連結し、コイルスプリングで懸架します。ボギーは片側4組。
 乾式履帯で、幅270mm、長さ75mmの履板が片側137枚が用いられました。


 エンジンデッキは整備性を考慮し、装甲板はボルト接合になっています。
 搭載したエンジンは、91馬力のベルリエ製V-4ディーゼル。


 フランス降伏後、ドイツ軍は37輌のFCM 36を鹵獲し、Panzerkampfwagen 737 FCM (F)と登録し、12輌が105mm砲搭載の自走榴弾砲に、10輌はマーダー1に改装され、ノルマンディ戦線で第21装甲師団によって運用されました。



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