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(Photo) Bell 206B Jet Ranger

by  コルディッツ
博物館実機写真

 タイ空軍博物館にはヘリコプターだけを展示するハンガーがあります。そこにベル206B-3 ジェットレンジャーが展示されていました。タイ空軍の国家標識はあっても、白地に赤と黒の派手な塗装なので、一瞬民間機かと錯覚しました。
博物館の標示によると、タイ空軍がカナダから5機購入したものです。ベル206の軍用機型にOH-58カイオワがありますが、空軍でも民間型使用が適切な任務もあると言う事かと。
※ 本稿は博物館の標示、Wikipediaを参照しました。 

Bell 206B-3 Jet Ranger Ⅲ H8-1/38/01
 王立タイ空軍博物館(ドン・ムアン)にて  




ベル206の初飛行は1962年で、開発目的は米陸軍の要求する軽観測用ヘリコプターの採用でした。陸軍からYHO-4Aの名称を振られ 陸軍の試験と評価を受けましたが、この時の勝者はヒューズ社のYOH-6A、後にカイユースとして著明になる機体です。2017年6月撮影。




 不採用後にベル社は206を民間市場に出しますが、売れ行きは悪く、そこでボディを流線型に改め、206Aジェットレンジャーとして再投入すると、ヒット商品になります。
 写真後方のヘリコプターのデザインと比較すると、購買欲の高まる理由も分りますね。  



展示の206B-3は206Aの発展型です。B型はエンジン出力を強化、ジェットレンジャーⅡになりました。そしてB-3型はテイルローターを改良、ジェットレンジャーⅢになりました。
 タイ空軍がカナダからの購入は、カナダで生産されていたためのようです。タイ陸軍もジェットレンジャーⅢを運用しています。
 エンジンはアリソン 250-C20J 420shp。  


Bell (CAC)206B-1 Kiowa
 オーストラリア国産機博物館にて
 
CAC とはコモンウェルス・エアクラフト・コーポレーションの通称で、オーストラリアの航空機製造会社でした。同社でライセンス生産した206Bが展示されていました。標記は博物館の標記に従っています。コクピットに乗れました。モーラビアンで2023年9月撮影。  



軍用型のためか前席2、後席2の配置です。


1968年にアメリカ陸軍は206に勝ったOH-6の調達を中止して、再度軽観測用ヘリコプターの選定を行い、206AをOH-58カイオワとして 採用しました。1971年にオーストラリア陸軍もカイオワの採用を決め、CACでライセンス生産される事になり、2018年まで運用されました。


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