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(Photo) Fw190 A-8/R6 AM75

by  コルディッツ
博物館実機写真

 Fw190を最初に見たのは、ロンドンの帝国戦争博物館の機体という方が多いのでは。スピットファイアやP51と並んで飛行するFw190に、さぞや胸を熱くした事でしょう。
 残念ながら私は先にヘンドンの王室空軍博物館の拝観後に帝国戦争博物館に行ったので、レアなFw190 F-8/U1がFw190との最初の出会いになりました。
 昔々、戦争博物館のFw190は、戦後のフランス製NC.900とする日本語文献を見た記憶があり。そのためフランス製と思い込んでいました。しかし今回の特集を機にリサーチをした所、ドイツ製のFw190 A-8/R6と分りました。
 該当機は2012年12月に王室空軍博物館のコスフォードに配置替えされていたので、ご紹介します。
※ 本稿は博物館の標示とWikipedia、WW2 Aircraft.netを参照しました。

 Focke-Wulf Fw190A-8/R6 WkNr.733682
 帝国戦争博物館(ロンドン)にて


 上は2006年7月、下は2008年7月撮影です。
 リニューアル前の戦争博物館は、V-1やV-2、チャーチル戰車、ヤークトパンツァー等が、オモチャ箱をひっくり返したかのように展示されていたので、拝観はいつもエキサイトしていました。


 Focke-Wulf Fw190A-8/R6 WkNr.733682
 王室空軍博物館コスフォードにて


 2016年4月撮影、以下同じです。本機は英軍に捕獲された時にAM75と登録されました。


 主翼付根の20mm機関砲の見えない事、主翼と胴体の十字と垂直尾翼のスワスティカ以外にマークが見あたらない奇妙な機体でしたが、それなりの理由がありました。


 主脚収容庫から反対側の空間が見える、実用本位の設計? に感激です。ETC-501爆弾架をアップで撮ってみました。


 本機はAGO社で生産され、1945年5月にデンマークのTistrupで英軍に捕獲されました。
 捕獲した状態は何とミステルS3Aの状態で、本機はJu88 A-6/U (Wk.Nr.2492、 AM77)の 上に結合されていました。当地では3機のミステルS3Aが捕獲されましたが、2機はSchleswig(ドイツ)でスクラップにされ、本機とJu88A-6の組み合せだけが英本土に運ばれました。
 ミステルS3Aはミステル3Aの練習機型です。


 結合を解かれてFw190 A-8は英空軍基地で展示され、1989年に帝国戦争博物館ロンドンで展示されます。相方のJu88 A-6は勿体ない事に、ファンボローでスクラップに…
 SchleswigでスクラップされたミステルS3Aは、Ju88 H-1(714633)とFw190 A(不明)と Ju88 H-1(不明)とFw190 A(不明、AM77)の組み合せでした。この組み合わせについて、残存の733682号機も含め、異説があります。




 エンジンはBMW801D-2。離昇出力1,700馬力。



 胴体中央部に突き出た金属部品は、戦争博物館で吊すために用いた部品でしょうか。



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