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F8F-2 ベアキャット(ホーク 1/48)
by
加藤 寛之
組み図に1967の文字がある。たぶん初発売年のことだろうから、ほぼ60年前の金型ということになる。ホークは量感あるデッサンと堅牢なパーツが特徴のメーカーだった。なかでもベアキャットは評価の高く、「名キット」といえよう。ホーク消滅後にも数社から販売されたと思う。今回作ったものは、つい先日、店頭にあった別売りデカール付き放出品を購入したもの。キット付属のデカールは、もはやどうみても使えそうになかった。
旧い時代の開発品だから、1/48とはいえパーツ数は少ない。
エンジンのシリンダ部分は円盤に前方からの成形で簡素。コックピットは前方の計器盤(平板にデカール)とL字形の座席の2パーツ。完成すれば、どちらもほぼ見えないのだから、簡単が嬉しい。風防は開閉位置を選択できるが、機内に見せたい要素はないので、私は「閉」にした。
プロペラは充分に薄くてそれらしく捩れている。少々バリはあるが取ればよいのであり、問題ない。
組む下準備として各パーツの接着面を整える必要はあるが、これもパーツ数が少ないのですぐに終わる。
胴体から組む。まず、尾輪の取り付け部は竹を割るように半分にし、後から置いて接着できるようにする。計器盤は接着場所にペチョっと接着。キット付属の計器デカールは劣化で使えないから、黒塗りでオアシマイ。ほぼ見えないから、それでも大丈夫。椅子はあとから入れられるので、これも後回し。これで左右胴体を接着する。機内の色は、あとから筆を突っ込んで塗ればよい。色は・・・機内を見せないために暗い灰色にしておいた。
主翼は左右で別々に胴体へ接着する構造。上下分割の主翼パーツを接着して、接着面を均した胴体へ接着すればよい。差し込んでみると、僅かなガタはあるものの上反角はしっかりと決まる。これは素晴らしい。
この主翼を基準にして、水平尾翼を接着する。垂直尾翼に穴があって、そこへ左右一体の水平尾翼を差し込む構造。ちょっと面白い分割なのはさておき、これが垂直尾翼とほぼ直交して主翼と捩れない。これまた素晴らしい。部分的にちょっと隙間もあるが、ちょっとパテを詰めるだけで大丈夫。
カウリングは一発成形。カウリング内面と円盤状のエンジンパーツを黒く塗り、エンジンにさらに銀をドライブラシ。これを中へ接着すればOK。指定色と違うが、気にしない。
脚周り、プロペラ、風防周りは、特に書くこともない。…タイヤが薄いんじゃないかって?そうかもね。
…とかしているうちに、パーツが少ないので短時間で形が出来上がる。
キットには爆弾とロケット弾が用意されているけれども装備しなかった。
塗装は、いわゆるミッドナイトブルーのほほ全面単色なので、塗装嫌いの私に向いている。垂直尾翼先端の白は、キャラクターホワイトを塗った。脚カバー内面は、黒を塗ったうえに薄めたミッドナイトブルーを塗り、外面と少し感じを変えてみた。翼端灯は塗装で表現。
今回のデカールは別売品だから、論評なし。
最後に、半光沢スプレーをブ~~とかけて終了、無事に完成。
古くから言われているように、カウリングが絞りすぎで、垂直尾翼は細すぎる。さらに言えば、風防直前の胴体上部はもうすこし三角形っぽいだろうし、主翼の断面形は実機とだいぶ違う。それはそうなのだが…どうみてもベアキャットだし、実機っぽいモーレツ感・挑戦的だが堅実な雰囲気がよく再現されている。プラモデルとしても簡単で、50~60年前のプラモ評者の方々は、細かい指摘よりもこのキットの良さを採りあげて高く評価したのだと思う。そして私も充分に満足、作って良かった。
掲載写真を撮ってから脚柱に斜め支柱を追加したが、撮り直しはしなかった。
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