コクピット部品は 実機マニュアルを参考にしたようで、詳細なモールドとなっています。内部塗装は RLMグレーで全て行い、座席をブラックグレー(グンゼNo.116)で塗り分けておきます。
写真のように、キャノピーを通して、内部がよく見えるので、バーントアンバーの油彩でウォッシングし、明るめの色でドライブラシしておくと 引き立ちます。
胴体内部とバルクヘッドも RLMグレーです。窓の透明部品は、外面が面一になるように調整します。
尾輪は胴体張り合わせ前に組み込むように指定されているが、取り付け部の下半分を切り欠いて、最後に取り付けられるようにしておくと、組み立て中に折ることがなくなります。
胴体は30cm以上の長さなので、幅10mmほどのノリシロをプラ板で短冊状に作って、接着強度を高めることがコツであります |
|
主翼はうちわのように大きいにかかわらず、複雑な曲線の厚翼をうまく再現しています。翼断面も素晴らしいものがあります。翼のところどころにヒケがあるので、パテで整形しておきましょう。
パネルラインだけで、すっきりとしすぎ、リベットがないので、全面にリベットうちを行いました。まず全面を1000番のサフェーサーで塗装し、十分乾燥させた後、行っています。
サフェーサー塗装後の方が、リベットが打ちやすいのです。図面を見ながら、鉛筆でリベットラインを下書きします。
主翼が大きいので 透明プラ板で 長さ20cmくらいの テンプレートを数枚 作っておくと 作業がし易いでしょう。
この下書き線の上に、テンプレートを当てながら、リベットを ゆっくりと 打ってゆきますが、さすがに全面を打つのに 2日くらいかかりました。それでも、一個一個リベットを打つよりも、「リベットルーレット」を使うと画一的にはなりますが、能率的であります。 |