■コクピットの製作 |
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飛行機モデルでは ここを作らなければ始まらない コクピットですが、部品点数も少なく、塗装をキチッとするだけで 実感抜群のものが 出来上ります。(写真1)
指定どおりに 胴体内部と床板、座席などを全て RLM66ブラックグレー(MrカラーNo.116)で 塗装し、 後は、各部をチマチマと塗りわけ。多少のフイックションも有りです。最後に、軽く ドライブラシをかけておきました。黄色いホースが よいアクセントになります。 |
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計器板は デカールを貼るも良し。デカールを使わずに、(写真2)のように 細筆で塗装しても 32は大きいので 目が楽です。
塗装の場合は、 全面ブラックグレーで計器は黒。
目盛りと針が 白か夜光緑 といったところです。ところどころ、黄色と赤でアクセントがつきます。 |
(写真1) コクピットは追加工作せずとも、
塗装だけで ここまでの出来になる。
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(写真2) 塗装した計器板
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■ リベット追加 |
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リベット打ちは、まず全面を1000番のサフェーサーで塗装し、十分乾燥させた後、行っています。
まず、図面を見ながら、鉛筆でリベットラインを下書きします。
透明プラ板で 長さ10cmくらいの テンプレートを 作っておくと やりやすいでしょう。
この下書き線の上に、テンプレートを当てながら、リベットを ゆっくりと 打ってゆきます。
最近は 写真の 「リベットルーレット」が 楽チンなので 使っています。これを使うと、あんなに苦痛だったリベット打ちが、短時間で できてしまいます。
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(写真5) リベット・ルーレット |
■ 塗装 |
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塗装は、パネルラインと パネル部で 微妙なグラディエーション表現をするために まず、パネルラインとリベットラインの上を ブラックグレー(MrカラーNo.116で 先に 吹き付けておきます。
そして、この暗いグレー部分を 少し 残すように パネルの中に 機体色を エアブラシで 吹いて行くと、結果的に グラディエーションがつきます。最後に 全面に 薄く 同色を吹きつけ、グラディエーションを なじませると、上品になります。
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塗装は キット説明書指定どおり、
下面 RLM76 ライトブルー Mrカラー特色117番.
上面 RLM74 グレーグリーン 同 No36
RLM75 グレーバイオレット 同 No.37
を使いました。
この No.36とNo.37は リニューアルされていて、昔とは 色合いが 全然変わっています。 ラベルをよく見て 買い直してみてください。
作例の機体のように、機首と胴体に RLM04イエローのバンドがある場合は、発色をよくするために、白で下塗りした上に、イエローを塗装するとよいでしょう。
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(写真6) 下面は RLM76 で グラディエーションがつくように 塗装すると 実感が増す。
(写真7) 胴体も RLM76 でグラディエーションをつけて 塗装している。
(写真8) イエローのバンドは 胴体塗装前に 白で下塗りした上に塗装すると発色がよい。
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■ 上面のモットリング塗装の コツ |
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上面 RLM74 グレーグリーン 同 No36
RLM75 グレーバイオレット 同 No.37
胴体側面のモットリングも この2色を使って エアブラシで吹いてゆきます。まず先に、RLM74 グレーグリーンの モットリングを 吹きます。
さて、モットリングのコツですが、一つの斑点を その大きさのまま、いきなり 吹くのではなく、エア圧を絞って、ごく小さい斑点を 5つか6つ吹いて、一つの斑点にするようにします。すると、大きさや形を 自由に コントロールできるようになります。(写真9)
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次に、 その上に重なるように 薄く、RLM75 グレーバイオレットで 小さい斑点をつけて行きます。すると、色が微妙に なじんでゆくのが 感じられると思います。
斑点が大きくなりすぎた場合は、後で 下地の ライトグレーをからませるように 吹いて 修正すれば OKです。
しっかり乾燥させた後、油彩の茶系ローアンバーなどを使って スミイレをしておきますと、パネルラインがはっきりとします。エルロンなどの可動部には 濃い目にして 使います。 |
(写真9) 機首のモットリング |
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(写真10)胴体のモットリング |
(写真11) 機体上面の塗装が完了したところ
(写真12)
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■デカール |
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■完成 |
マーキングは 別売りの イーグルカルデカールを 使用しています。少し厚めですが、白も下地が透けず、黒などの印刷も はっきりしていて 良いデカールです。 Mr.マークセッターと マークソフターを使って、 キッに しっかりとなじませて、デカールの周りの透明部は 乾燥後 できるだけ カミソリで 切り取っておきます。
最後に、デカールの保護のため 全面に フラットクリアを吹き付けて、塗装は完了です。
■小物取り付け
プロペラスピナーの うずまきは、結局、下書きをして、塗装しました。
主脚は、取り付け角度に注意しながら 接着しますが、根元に 最初から 補強の金属線を 入れておいた方が よいでしょう。
ループアンテナは 洋白薄板で自作。特徴的な主翼下アンテナも、金属で作り変えています。 シートベルトは 板鉛で追加しておきました。
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モットリング塗装のメッサーは 凄みがありますね。
ハセガワのこの新シリーズは、1/32とはいえ、拍子抜けするぐらい 簡単に 完成する割りには プロポーションがよく、誰にでも 素晴らしい完成品が楽しめると 思います。
ぜひ あなたのキットを 押入れから出してきて 完成させて みてください。 モスポールされた 可哀想なキットが あなたのプラモライフに きっと お役に立つことは 間違いありません。
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