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 サンダーバード 1号  アオシマ新版

by 田口博通/Hiromichi Taguchi 
 実機について

 2065年の世界。サンダーバード1号は まず 災害現場に急行し、現場指揮をとるために、2号と同じく 天才科学者ホラチオ・バッケンバッカー(ブレインズは愛称)が設計した高速ジェット機である。
 
 国際救助隊の主力メカであり、全エピソードで登場する。 トレーシー邸のスイミングプールが中庭の下にスライドして、発射口が開き、発進する。
 
(性能)
全長115ft(35m)、翼長80ft(24m)、
可変可動主翼
最高速度 24,135km
離着陸VTOL

(動力)
・ロケットブースター 4基
・水平飛行用 ラムジェット反動推進エンジン、ロケットエンジン各1基
・パイロットは スコット トレーシー(長男) 2039年生まれ.

サンダーバード1号 飛行中の勇姿


 キットについて
 
 筆者がサンダーバードと遭遇したのは1960年代半ばのことで テレビで放映されるや大人気となった。今井科学から各種プラモが発売され夢中になったものだ。

 それから40年が経過。今回 組み立てたキットは イマイが新設計したリメイク版を、アオシマが引き継いで発売したものである。今井科学初版よりは一回り大きく、現役商品で、店頭で時々見かけるはず。
 初版に比べ、こちらのリメイク版はスジボリで、ディテールも合いもよく、作りやすい。なんといってもスタイルが素晴らしい。
 初版は主翼がバネ仕掛けで開くようになっていて、ストッパーが下に突き出ていてスケール感をそいでいた。リメイク版は 手動で主翼可動に改められていて、部品点数が少ないが、エンジン部も秀逸なできだ。
塗装
  2003年に発売された 「サンダーバード アルバム」(朝日ソノラマ) 掲載されていた写真を元に、塗装している。
 胴体は 黒銀で下塗りして、グンゼ8番銀にクリアを混ぜて、黒銀が所どころ残るように まだらに吹き付けている。こうすると、自然な金属感が出るみたいで、銀というのは不思議な色で、周囲とのコントラストがあるほど 輝き感が出るような気がする。

 機首とエンジン部は 白で下塗りしておいて、
機首の赤は 68番モンザレッド
エンジン部の ブルーは 34番スカイブルーで塗装した。胴体の黒帯も塗装とした。
いずれも塗りわけはマスキングテープを細切りして行った。

 デカールを貼った後、周囲の余白を丁寧にカミソリで切り抜き、保護のためにクリアを薄く吹きつけしている。クリアをやりすぎるとシルバーの輝きがにぶくなるので注意。

主翼を展開



巨大な 発射前姿勢


尾翼の塗りわけは マスキングテープで。 胴体の黒帯もマスキングして塗り分けている。

製作途中に 裏から見たところ、主翼には 折りたたみ着陸脚用のキリカキがある。
部品も付属している。




Vol.6 2009 July.        www.webmodelers.com          Office webmodelers all right reserved   無断転載を禁ず  リンクフリー
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