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ノースロップ M2-F3 リフティングボディ


 今回は ワシントンのスミソニアン航空博物館の機体から ノースロップ M2-F3 リフティングボディです。
 (撮影時期は2007年春)

 実機解説
 スペースホールにつるされている リフティングボディ計画の機体ノースロップM2-F3は 後にスペースシャトルとして実用化された地球帰還機の技術開発のために NASAにより計画されたもので、主翼が無く胴体そのものが揚力を発生して飛行する。M2-F3がめずらしいのはリフティングボディ機としては垂直尾翼が3枚あることで、安定性を向上するために、二枚のチップフィン間に更に垂直尾翼を追加している。B52母機を用いて、1960年代 NASAにより、発射テストが進められた。マッハ1.6で高度20kmで達し、反応制御スラスターシステム(ロケット噴射力による横方向姿勢制御)による姿勢制御技術のデータ取りに使われた。

(写真1)後方から見た全体写真
リフティングボディのロケット機である。


(写真2)上面と左側面


(写真3)機首 


(写真4) 垂直尾翼前縁は結構分厚い。方向制御噴射装置のパイプが見える

 
(写真5)センターに垂直尾翼が追加されている。


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