下塗りには タミヤパテをグンゼシンナーで溶き、溶きパテを作り、ランチャー全面に施しました。つるつるしたプラスチックの成型表面をガサガサしたテクスチャーに簡単に変えることができるのでお薦めです。
その後、Mrからーのマホガニーに黒を加えつや消しにしたもので、細めの筆で隅までくまなく塗って影付けをしています。
ミサイル表面は つるつるにしたい方は 1000番のプライマーを吹き付けて、軽く磨くとよいでしょう。
私は、外気の風雪にさらされて、経年変化でガサガサになってしまったSAMにしたかったので、溶きパテを塗りました。
ランチャー塗装は、ロシアのグリーン塗装としMrカラー特色のロシアングリーン2を使い、エアブラシで塗装しました。
下塗りのこげ茶がスミに残るように吹いています。
乾いたら、ローアンバー(油彩)をペトロールで溶いて 全体をウォッシング。
ドライブラシは ウォッシングの油彩がしっかり乾いてから エナメルのバフで強めにおこなっています。
更にエナメルのレッド系やダークブラウンで錆び汚れを各部に書き込んでみました。兵器といっても、鉄の塊りというか、クレーンのような土木機械に近いイメージとしました。
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SAMロケットはライトグレーをつや消しにして吹いています。
排気口や翼のアクチュエーターは しっかりと塗り分けるとアクセントになります。
SAMは各国で使われていますので、無国籍雰囲気にすると 展示会のジオラマで使い廻しができます。 また、対空ミサイルは空をにらんで、使われない内に退役を迎えるのが普通です。風雪でつやけしになってしまった塗装にツヤツヤの真新しいマーキングでは雰囲気を壊してしまうと考え、マーキングは一切行ないませんでした。
逆に艶々の塗装で現役バリバリの新品にする場合は、細かいマーキングを施しておくといいと思います。 |