スカイレーダーは 大戦中のドーントレス、ヘルダイバー、アベンジャーの流れを汲む 艦上単座攻撃機として設計が始まりました。ダグラスのエドハイネマンを中心としたチームにより、1944年6月、「ドーントレスⅡ」として設計案がまとめられ、1945年3月18日に初飛行しております。当初から 急降下爆撃機としての運用が考えられていたようで、胴体下面と側面には開閉式の大きなダイブブレーキが取り付けられているのが特徴であります。 |
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部隊配備は最初の量産型のAD-1が1946年12月から開始され、それから実に20年以上 レシプロにかかわらず、ベトナム戦争が終わるまで現役にとどまった栄光の攻撃機でした。
A-1Hは当初呼称AD-6として、AD-4の胴体を20cm延長し、内翼下のパイロンを前方に延長し、核攻撃能力を付加されています。713機が生産され、1953年から空母部隊を中心に配備されました。
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ベトナム戦争時には多くが空軍にも移管され、コンバットレスキューの護衛任務などで活躍しています。もともとシンプルで頑丈なダンプカーのような機体に更に、胴体コクピットの横と下面には防弾版を追加装備し、生存性も高くなっています。
ベトナムでは 現在のA-10のご先祖様のような使い方だったのでしょう。大戦中のB-17を上回る爆弾の搭載能力に加え、4門の主翼機銃でバリバリとやられるのではベトコンの皆様もさぞや大変だったことでありましょう。 |