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P-2V 米海軍仕様 (ハセガワ1/72)

by ミートボール会員:横山雅巳


 いよいよ冬も近くなり、気が付けば2010年も終わりに近づいて来て、そろそろ何かと忙しくなって模型製作もままならぬ季節になってきました。
とか言いながら、暇みてコソコソ作りかけては収集がつかなくなって心が折れそうになってる横山です。
今回は、先日、撃墜ポイントで頂いたキット(ありがとうございました)、「ハセガワ1/72ロッキードP-2Hネプチューン」をさっそく製作してみました。
キットはハセガワでおそらく25年くらい前で凸モールドのけっこう古い感じで、自分としてはかなりそそります。
最近は古いキットのほうが何故か萌えるんですよ。
古くてもハセガワだけあってパーツの合いもよく、大型機の割に少ないパーツ点数もあってストレスなく組み上がりました。
特に主翼、水平尾翼の取り付け方など、左右の翼の根元取付部から三本づつ(主翼)の軸が交差して組み込むような作りで、はめ込む事で強度、左右の翼角がキッチリ合うようになっていて古いキットながら感心しました。
その機構のおかげで主翼を接着せず、はめ込むだけにして、主翼を外して持ち運びもコンパクトにという芸当も可能となりました。
何しろ翼幅50㎝近くありますから助かります。
基本的に素組みでアンテナ類に多少真鍮線を使ったくらいです。
ただ、パーティングラインを消す際に凸モールドが消えてしまうので伸ばしランナーでの復旧作業に少し手間取ったくらいです。


 塗装の仕様はアメリカ海軍、海上自衛隊、フランス海軍とあって自衛隊機と思っていたのですが、どうしても上部の機銃が付けたかったのでアメリカ海軍仕様にしてみました。
全体的にシーブルー単色なのでモールド部に薄く溶いた暗めのグレーを入れてメリハリを付け、多少の汚しも入れて雰囲気を出してみたつもりです。
塗装も終わり、車輪も付けていざ完成と思い置いてみた所、後ろにひっくり返る。
アッっと思い説明書の最初の方をみると「機首に30㌘の重りを…」の文字が…
思い悩んだ挙げ句、勇気を出して機首のクリアパーツをナイフでなんとか剥ぎ取り、せっかく付けた人間さんを椅子ごとラジペンでもぎ取り鉛を入れてなんとか復旧終了。冷や汗ものでした。
こうしてようやくちゃんと着陸できるようになり完成。



ベースは駐機場っぽくチャッチャと作ってお茶を濁しました。

一服しながら置いて眺めてみると、広くて若干反り上がった主翼が大きな鳥のようで美しく、また、機体全体に打ってある凸リベットがいいスケール感を出していて大型機製作のなんとも言えぬ達成感を味わえました。
ただの自己満足ですが…。
今回、このキットを頂き、製作する機会を頂き、感謝しています。
これからも掲載させて貰えるよう製作に励み、ポイント溜まったらまた面白いもの頂けたらなぁなんて思いながら頑張ります。

長々読んで頂きありがとうございました。
では皆様、来年も良い年でありますように…。




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Vol24 2010 December.        www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /editor Hiromichi Taguchi 田口博通
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