Home >今月のハイライト> Bae ホーク (マッチボックス 1/72)


BAe ホーク (マッチボックス 1/72)

by 田口 博通

実機について

 BAe ホーク(British Aerospace Hawk)は、ホーカー・シドレー社が開発した単発ジェット練習機,軽攻撃機で、1974年8月初飛行。航空会社のM&Aにより、1977年にホーカ・シドレー社からブリティッシュ・エアロスペース社 (BAe) に、また、BAe社は1999年にBAE システムズとなっています。コストと性能のバランスのよいホークは700機以上が30年以上に渡って生産されたロングセラーとなりました。

タンデム配置複座単発の亜音速ジェット機で、主翼はホーカーハンターゆずりのゆるい後退角を持ち、着陸の容易さを狙って主脚間隔が広く設計されています。キャノピーは大きく、視界が広く、後席の視界を良くするために、前後の座席の高低差が大きくなっています。パイロンは、主翼各2箇所と胴体中央の計5箇所にあり、爆弾もしくは機銃ポッドを搭載できます。
発達型がアメリカ軍でも練習機として使われています。

全長:39 ft 2 in (11.96 m)
全幅:30 ft 9.75 in (9.39 m)
ロールス・ロイス/チュルボメカ アドーア Mk 951 ターボファンエンジン × 1
最大速度:645 mph (1,038 km/h)
武装
機銃:30mm ADEN 機関砲ポッド
爆弾:最大 3t
ミサイル:IR-AAM を最大2発


キットの製作

 マッチボックスの1/72キットは80年代前半に購入した記憶があります。
マッチボックスのキットは 皆様ご存知のように、ゲゲッとするような運河彫りのパネルラインと 胴体と主翼の成型色が違うパンダ模様が特徴で、このホークも例外ではありません。幸いなことにホークはデッサンが非常によく、キャノピーの透明度も良好。前後席境界の透明板が付属するなど マッチボックスとしては魅力的な部類のキットでした。

 コクピットは簡素ですが、前後席の段差も適当についています。計器版とシートもそれらしい?造作ですので、そのまま使っています。くだんの運河彫りをポリパテで埋め、カッターで彫りなおして、主翼後縁を薄くシャープにすると、見られるようになってきました。ジェットインテークは合いが悪かったのでパテで埋めています。機体の曲線がなす形状のイメージは ホークというよりは まさしくイルカですね。
 迷彩はダークグリーン、ダークシーグレー、下面ライトグレーの3色迷彩としました。デカールは幸いにも生きていて使えました。
 機首のライト?を透明ランナーで削りだしてライト部をドリルで彫って銀をさしてあります。ピトー管をシンチュウパイプで、脚カバーは厚かったのでプラ板で置き換えました。今回はパイロットを搭乗させてみましたが、小粒ながら 魅力的なホークが30年の時を超え 完成しました。







  Home>今月のハイライト>Bae ホーク (マッチボックス 1/72)

Vol24 2010 December.    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /editor Hiromichi Taguchi 田口博通
  無断転載を禁ず  リンクフリー

「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

特集1


TOTAL PAGE


total pages