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SEPECAT ジャガーT.2/E 
(イタレリタミヤ 1/72)

by 厚木の助さん


 今回作ったのは フランス 英国合作のジャガーの複座型ですが、イタレリのキットは単座型のバリエーションとして発売されたのが つい最近。このため、魅力的な2004年の54Sqnと6Sqn RAFのデカールが付属しておりまして、価格の安さにもつい、つられて購入いたしました。
 はるか遠い昔の80年代にハセガワから端正なキットがでておりまして、単座型と並べて作ったことがあります。複座型は単座型よりも機首のラインがふくよかで整っていて好きな機体でした。双発のエンジンあたりのボディコンのラインがなんともいえず、セクシーでありまして、ジャガーをまねた?三菱T2も好きな飛行機であります。ハセガワ製は よく出来た秀作なのですが、端正すぎて 能面のようでもあり アングロサクソンの無骨なお尻の張りが強調されておらず、それが残念なところでした。
 今回のイタレリのキットは柔らかいプラスチックで ちょいと強めのスジボリであります。注意すべきは前後に分割され、単座型とコンバージョンになっておりますので、前後接着に注意がいるところぐらいでしょうか。なんなく形になります。


 塗装は オーバーラル迷彩といたしました。RAF機の2色の境界ははっきりとしているため、マスキングテープを切り抜き エアブラシで塗りわけておき、最後に 細筆で境界線をなぞって少しぼかしています。デカールを貼った後で、デカール保護と艶揃えを兼ねて、半つや消しクリアを吹いておきますと、ヨーロッパ産のしっとりとした雰囲気が 醸し出されるような気分がいたします。



脚はかもしかのように長くきゃしゃであります。曲がってとりつくと大変ですので、ここは慎重にひっくりかえして 脚を固定。同時に ECMフェアリングなど小物を とりつけて参りました。特徴的なジェット排気口の銀の輝きはシルバーを塗って 乾いた後、ディッシュで磨き、光らせてみました。





綺麗な脚を際立たせるため、武装はクリーンに、美人の完成であります。







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Vol24 2010 December.    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /editor Hiromichi Taguchi 田口博通
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