1947年 海軍の艦上迎撃機要求に対し、ダグラスは ドイツのリピティッシュ博士の全翼式デルタ翼機を基礎に D-571プランを提出しました。これがスカイレイのデザインの原点となっております。ドイツからの戦利品として手にいれた技術はよっぽど有用だったようで、このスカイレイの他、F102、F106,ミラージュとこの時代に基礎設計された戦闘機は皆、リピティッシュ先生作ロケット機のそっくりさんでありました。
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1951年エドワーズで初飛行に成功。
全生産機数は 419機。
海軍の15個のVF, 海兵隊の9個のVMFと 多くの実戦戦闘部隊に装備された主力戦闘機でしたが、全天候戦闘能力が不足したため、1963年 F3H-2
デモンと交代し、第一線を引退しております。厚木には VMA-114,-542を始め、多くの部隊が飛来し、古い世代には おなじみさんでございます。
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エンジンには当初 J-40を搭載したが、不調のため、量産型ではJ57を搭載しました。FCSはAero 13 を搭載し、武装は当初は4門の20mm砲のみでしたが、爆撃機要撃用に、2.75inFFIRのポッドを6箇所のハードポイントに装備できました。1956年にサイドワインダー(AIM-9B)が実用化されると ただちに搭載されております。
なお、主翼前縁に見えるフェンスは境界層板ではなく、ナイロンバリケードのすっぽ抜けを防ぐバリケードフェンスでございます。 |