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 サンダーバードJETモグラ  イマイ/バンダイ

by 田口博通  Hiromichi Taguchi
 実機について

ジェットモグラは ファンの間では根強い人気を誇る。第2話「ジェットモグラ号の活躍」、第5話「世界一のビルの大火災」、第22話「公爵夫人の危機」の3話に登場するだけだが、いかにインパクトの強いメカなのかがわかる。

ブレインズが設計した 地中救出用の特殊車両メカで、地底戦車(MOLE)と 目的地への誘導用タンクで 構成されている。
 

シリアル 56156 と 改造を受けた シリアル 56250 の2台が登場。
そのモデルの汚し塗装のリアルさや、MOLEのサイドキャタピラ、回転するドリルなど 特撮とはわかっていても、別格の存在だった。

性能
1000馬力、全備重量 30トン、動力 原子力

ビルが崩れた!SOS・・・ ジェットモグラ出動! (バンダイ版キット説明書から)



 キットの製作

 今回は古い初版キットを引っ張り出して、製作した。(今井倒産後は バンダイから発売)
合いが今ひとつで、組み立てにくい部分はあるが、可動ギミックが素晴らしく、魅力的なキットだった。
モーターはMOLEに仕込まれており、ドリルが回転し、サイドキャタピラが前後に可動する。
キャタピラタンクはMOLE下部の電動軸から動力をもらって 前進するという 楽しいメカで、組み立てながら 設計した人の力量に感動ものだった。

ミサイルが スプリングで発射できるようになっているが、ストッパーが折れてしまったので、固定した。


塗装は 53250号で、 タンクの 青は グンゼの青15号 No89(ブルートレイン)用を使用。強めのウエザリングで汚し塗装とした。
MOLEのイエローは No58黄橙色をつや消しにして 使った。イエローはへたに汚すと非常に汚くなるので、オモチャ感を残すために、汚し塗装は無し。
問題のドリルは 黒鉄色で下塗りして、シルバーを吹きつけて、金属感を目指した。
マーキングが デカールでなく、シールなので、貼り付け後、周囲をできるだけトリミングして、ツヤケシクリアを吹いて、違和感を消した。
 幼少期から あこがれのプラモキットなので、今回 完成して 40年間のリベンジを果たした実感がある。










Vol.5 2009 June.        www.webmodelers.com          Office webmodelers all right reserved   無断転載を禁ず  リンクフリー
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