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 サンダーバード 2号  イマイ/バンダイ

by 田口博通/Hiromichi Taguchi 
 実機について

 2065年の世界。サンダーバード2号は救助メカを搭載した巨大なPOD(コンテナ)を積み、災害現場に急行するために 天才科学者ホラチオ・バッケンバッカー(ブレインズは愛称)が設計した巨大輸送JET機である。
 国際救助隊の主力メカであり、そのため、ほとんどのエピソードで登場する。  
 胴体中心部のとりかえ式PODと リフティングボデイをささえる独特の伸び縮み式主脚が人気の秘密となっている。
 子供心にどんな仕組みで脚が伸びるのだろうと不思議で、伸縮アンテナを改造したら出来るのではないかと想像したものだ。
(性能)
全長250ft(76m)、翼長180ft、全高60ft
主翼前進角 25度
最高速度 マッハ 6.7 (時速5000miles)
離着陸VTOL

(動力)
・尾翼内ターボジェットエンジン4基、
・原子炉(胴体後部に装備)によるロケットブースター
・ラムジェット(離着陸VTOL用)主脚部に装備
総計20基

PODは搭載メカにより6種。

 パイロットは バージル トレーシー(三男) 2041年生まれ.。バージルの命名は 実在の宇宙飛行士バージル グリッソム氏にちなんだもの。 恥ずかしながら 私は最近までずっと、次男だと思っていた。次男は TB5号のジョン トレーシー(2040年生まれ)なのだ。

サンダーバード2号 飛行中の勇姿 (TV後期版の空気取り入れ口の黄色のトリムがないバージョン)


 キットについて
今回 組み立てたキットは リメイク版として、操縦席のディテールも付き、発売されたものを使った。
クリアボディ版も発売されていたように思う。
 最近は店頭で見かけないが、絶版にはなっておらず、現役のはず。 イマイの初版に比べ、ディテールも合いもよく、作りやすい。コクピットガラスがないが、気にならない。
2003年に発売された 「サンダーバード アルバム」(朝日ソノラマ) 36頁に掲載されていたTV版の写真を元に、塗装してみた。
本物の塗装はつやありのグリーンのようだが、模型の塗装は グリーン系のツヤケシ塗装として、ところどころにサビをレッドブラウンで表現してみた。

 軽くウェザリングを入れてみたが、全長76mの迫力を再現するには 自分の腕がまだ一つと反省。
 キットをストレートに作ったため、各部のコーション記入、主翼のディテール追加が行えていない。もう1機キットを持っているので、もう少し手を加えたものを、また誌上で発表できればと思う。
 
 また、クリアボディ版をお持ちの方は ぜひ作品の写真を「webモデラーズ」あてにお送り下さい。
 

上から見る。高揚力翼との設定だが 非常に翼が短かく感じる。
揚力のほとんどは 機首とPODのフライングボディ形状が生み出すのであろう。
 翼にはエルロンなどはついておらず、操舵をどのように行っていたかはよくわからない。
 愛嬌のある 特異なスタイルは まるで、カエルさん、


着陸姿勢


コンテナを下ろして 胴体は再リフトアップする。
鉄の爪タンク がコンテナから出動する。


身長170cmの人間の視線からは このように見えるはず。巨大





発進 !




Vol.5 2009 June.        www.webmodelers.com          Office webmodelers all right reserved   無断転載を禁ず  リンクフリー
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