車体塗装は、ロシア標準のグリーン塗装とした。
上塗りには グンゼ特色のロシアングリーン2を使い、エアブラシでスミに下塗りのこげ茶が残るように吹いた。
ウエザリングの手順
ローアンバー(油彩)をペトロールで溶いて 全体をウォッシングすると、隅に流れ込むので立体感が強調される。
しっかり乾いてから エナメルのバフでドライブラシし、更にエナメルのハルレッドとブラウン系の色鉛筆で錆び汚れを各部に書き込んでみた。
車体下部はエナメルのサンドでドライブラシし、どろっぽさを強調した。燃料タンク下部も忘れずにサンドでドライブラシしておく。
マーキングはソ連軍のデカールを貼り、デカールのツヤを消すために、つやけしクリアーを全体に吹きつけた。
十文字の白帯はバランスをとった塗装が難しいので省略してしまったが、箱絵にあるからと 強迫観念でどうしても白帯を塗装しなければならないと考えるのではなくて、自分にできる範囲で完成していくという 考え方でも良いと思う。
事実は、全JS-2に白帯が書かれているのではないのだから、そのぐらいに気軽に考えていった方が完成に近づけると思う。
最後にキャタピラの見える部分に 黒を加えた銀でごく軽くドライブラシをして塗装は完成。
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小部品や工具、ワイヤーなどを丁寧に塗り分けたり、パステルでぼかしたりしながら、バランスをとってゆく。
JS2は 完成してみると、各所にT-34のデザインの流れを感じることができる。JS3とは大きく系統が違うようだ。
砲塔などのディテールもシンプルで とにかく生産性を優先し、一刻も早く 戦場に送り出そうとした形跡が感じられる。
大口径の砲が不釣合いなくらい迫力があり、兵器としてのすごみも感じることができる。タミヤのキットは このJS2の雰囲気を余すところなく、再現していて 完成すると大満足感にひたれる。
これでコレクションも8台目が完成。後4台である。
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