Index <  前ページ  << 連載  [1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6] [7]  > > 次ページ    >>>NEXT tema

■修正点と追加工作
 
 よくできたキットでも プラ成型の限界もあり、ここを修正もしくは追加工作すれば という箇所がいくつかあるもの。特にビッグキットではプラの強度では持たない部分があり、そのような箇所を金属線などであらかじめ補強しておきます。

(1) 垂直尾翼上アンテナ柱
 プラで出来ているため、製作の途中で折ったりして 後で泣きを見ますので、3mm幅くらいの金属板で作り直します。
 3mm幅0.5mm厚くらいの金属板を鉄道模型店や東急ハンズなどで探します。

 具体的な方法は、胴体貼り合わせ前に金属板の幅に合わせて、垂直尾翼裏側のアンテナ支柱部のプラスチックを細いやすりで溝状に掘り込んでおきます。
金属板には 先端にドリルで0.5mmの孔を開け、それからアンテナ形状に削りだします。垂直尾翼に埋め込む部分は強度を保つため、20mmくらいの長さをとっておきます。接着は、瞬間接着剤を使います。

(写真1)
アンテナ (先端に孔を開け、形状を削りだす途中のもの)

(写真2)カウルフラップ部分



(2) カウルフラップ

 カウルフラップが開いた部品を選択する場合は プラ成型の限界もあり、縁が若干厚いので、裏側からカウルフラップ後縁を薄く削りましょう。目立たないところですが、後で結構気になる箇所です。

(3)エルロンタブ、エレベータータブ
主翼後縁を成形するのに邪魔になるし、強度上の問題もあるので、一度削り落とし、プラ板か薄い金属板で作り直し、最終段階で接着します。

>>>次ページへ