■ 気になるスタイルは?
本機の最大の特徴である 大きな円盤状ロートドームはふっくらとした厚みがそれらしい雰囲気だ。 実機直径4.11mの大きな4枚プロペラも本機の特徴だが、ブレード形状、ピッチともよく表現されている。レドームとプロペラはポリプロキャップを使った回転式となっていて、とりはずしもでき、塗装にもすこぶる都合がよい。これから発売するキットのプロペラなどに ぜひポリプロキャップを導入してもらいたいものである。
全体の完成スタイルは写真の通り、バランスもとれ、実機を彷彿させる。このような大型機はデッサンのバランスが難しいものなのだが、 特にキャノピーから機首にかけての形状はうまく表現できていると思う。 先発のフジミ製では機首の形状が今一つだったことからわかるように、E-2Cでは鬼門といえるデッサンのとりにくい部分が機首なのだ。 |
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ただし、キャノピーの両サイドのバブルキャノピーが、型抜きの関係で、別パーツになっており、接着に細心の注意が必要となっている。
エンジンのスラストラインが実機は3度程度UPスラストとなっているように見えるが、ハセガワのキットもよく それを再現しているように思える。
フラップは上げ下げが選択できるようになっている。作例は下げ状態としたが、可動部の赤い塗装部分が顔を出し、地味な塗装の中でアクセントとなっている。
かなり重心が後ろなので、機首のおもりは多目に入れた方が無難だ。コクピット後壁の後部にも相当おもりをつめこんで、やっとお尻をつかない程度になる。 |