■ 実機について
E-2Cホークアイ 空中早期警戒機(AEW)は、 1960年10月21日に初飛行した。
特徴的な回転式大型レーダーを装備し、高空から広範囲の敵影を探知し、友軍戦闘機の誘導管制を行うのが任務である。
最初のAEWは S-2トラッカーを改造したE-1トレーサーであり、 E-2Cは機体、システムとも第2世代に当たる。共にグラマン社の設計で、E-2Cはターボプロップ化し、4枚尾翼となった。機首キャノピーなど どことなくトラッカーの面影を感じさせる。
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ホークアイは電子技術と信号処理技術の発展とICによる装置の小型化、デジタル化と共に、 E-2はA型からB型へ 更にはC型へと飛躍的に向上を図っている。
最新のC型は目標探知能力を大幅に向上した AN/APQ-145レーダーを装備している。
自衛隊は E-2Cを13機導入し、三沢基地に全て配属している。
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